コラム

あなたの血液型は?性格との関係性について

あなたの血液型は?性格との関係性について

みなさんは、「自分の性格や相性のいい人を、占いで診断してもらいたい」と思ったことが、一度はあるのではないでしょうか。しかし、占い師の方に見てもらうとなると、料金が発生してしまうため、抵抗がある方も多いと思います。そこで、無料で自己診断できることから、人気の占いとなっている「血液型占い」を利用する方も多いですよね。

しかし、血液型は、本当に性格や相性と関係性があるのでしょうか。この記事では、血液型 性格をご紹介するとともに、血液型占いが本当に当たっているかどうか深掘りしていきます。

日本人の血液型の割合は?

一般的に、血液型はABO血液型により分類されることで、A型、B型、O型、AB型が存在していることは知られていますが、日本人の血液型 割合はご存じでしょうか。日本血液製剤協会によると、血液型 割合は、A型40%、B型20%、O型30%、AB型10%となっているそうです。

血液型占いにおける血液型ごとの特徴

ここでは、血液型占いにおけるそれぞれの血液型 性格をまとめました。みなさんに当てはまっているかどうかチェックしてみてください。

A型

  • 几帳面で真面目
  • 慎重で警戒心が強い
  • 周囲の評価が気になる常識人

B型

  • 正直者で、周りの意見に流されない
  • 好奇心が強く、物事にハマると突き詰める

O型

  • おおらかで、ほとんど怒らない
  • 細かいことを考えず、決断力が早い

AB型

  • 芸術肌で、感性が豊か
  • ミステリアス

血液型 性格には関係性がある?

上記では、血液型 性格をご紹介しましたが、果たして本当に正しいのでしょうか。ここでは、血液型 性格や血液型 相性に関して、肯定派と否定派の意見をそれぞれご紹介します。

肯定派意見①

寄生虫博士として知られており、生前は東京医科歯科大名誉教授であった藤田紘一郎さんは、2010年に「血液型の科学」という本を出版しています。本には、血液型によって性格や体質が全て決まるわけではないものの、免疫学の観点から血液型 性格には関係性があることが述べられています。多くは心理学で議論される中、免疫学の視点から切り込んでいくのは独特ですね。

肯定派意見②

一般社団法人ヒューマンサイエンスABOセンターの研究員の方が、血液型 性格の関係性を心理学的に実証した英語論文を2021年に公開しています。この研究成果は、計60万人以上の論文データと4,000人への独自調査に基づくものです。英語論文ということもあり、一定の信頼性はあるのではないでしょうか。

否定派意見①

1991年当時、聖心女子大学の非常勤講師であった松井豊さんは、血液型 性格や血液型 相性の関係性は見られないという内容の論文を発表しています。この研究成果は、1980年代の4回の調査で集めた、計1.2万人分のデータに基づくものです。何十年も前から、血液型 性格に関する議論が繰り広げられていることは驚きですね。

否定派意見②

2022年現在、福岡大学准教授である縄田健悟さんが血液型と性格の関連性に科学的根拠はないとした論文を、2014年に公開しています。この研究成果は、日本とアメリカの計1万件のデータに基づくものです。血液型 性格に関する論文が、肯定派と否定派のどちらも存在しているのは意外ですね。

長年にわたる血液型 性格の議論、専門家でも意見が分かれる

上記でご紹介したように、血液型 性格や血液型 相性の関係性について、長年にわたって議論されていますが、専門家でも意見が分かれています。そのため、これらの関係性が本当かどうか、はっきりと決めることは難しいです。肯定派と否定派のどちらの意見も知った上で、血液型 性格や血液型 相性が正しいかどうか判断して、血液型占いを楽しめるといいですね。

まとめ

今回は、それぞれの血液型 性格に加えて、血液型 性格や血液型 相性に対しての肯定派意見と否定派意見をご紹介しました。専門家でも意見が分かれてしまうことから、関係性があるかどうか断定することは困難です。そのため、血液型占いを楽しめる方は、今後も続けるといいですし、楽しめない方は、他の占いで診断するのもいいのではないでしょうか。