2023年4月14日に阪神公式より、異例の注意喚起がされてSNSでは話題になりました。
「異例の注意喚起の内容が知りたい」「巨人の応援歌の替え歌『商魂こめて』の作曲家について知りたい」といった疑問を持った方にむけて、この記事では
- 異例の注意喚起の内容とは
- 『商魂こめて』の作曲家は誰?
について解説していきます。この記事を読むことで、阪神が行った注意喚起のことや、「商魂こめて」の作曲家についてわかります。是非最後まで読んでみて下さい。
異例の注意喚起の内容とは
2023年4月14日、前日に東京ドームで巨人戦3試合目の試合をした阪神タイガース公式が、異例の注意喚起を行いました。その注意喚起の内容とは、「選手を誹謗中傷するヤジや侮辱的な替え歌をしないで欲しい」といったものです。この翌日の4月15日にも、今度は中日ドラゴンズ公式が巨人戦2試合目の試合前に同様の注意喚起をしました。この「侮辱的な替え歌」というのは、巨人の応援歌「闘魂こめて」の替え歌「商魂こめて」のことです。今まで新型コロナウイルスによって、野球の応援は声を出すことが禁止されていました。新型コロナが収まりつつある昨今、声出しでの応援がOKとなりましたが、他球団ファンが「商魂こめて」を再度歌いはじめたことにより、このような注意喚起がされました。
『商魂こめて』の作曲家は誰?
「商魂こめて」は替え歌なので、原曲の「闘魂こめて」の作曲家になります。その人物とは、古関裕而さんです。古関裕而さんは、阪神の応援歌『六甲おろし』や『オリンピック・マーチ』など、様々な楽曲を作曲しています。
古関裕而さんのプロフィール
- 出生名:古關勇治(こせきゆうじ)
- 別名:ユージン・コスマン
- 生誕:1909年8月11日
- 死没:1989年8月18日(80歳没)
- 出身地:福島県福島市
- 学歴:旧制福島商業学校(現・福島商業高等学校)
- 職業:作曲家
- 活動期間:1930年 – 1986年
- レーベル:日本コロムビア
古関裕而さんの歴史
- 1909年8月11日:福島市大町にて誕生
- 1916年:福島師範付属小学校に入学
- 1919年:卓上ピアノで作曲開始
- 1922年:福島商業学校に進学、実家の呉服屋「喜多三」廃業
- 1928年:川俣銀行に勤務
- 1930年6月1日:内山金子と結婚
- 1930年9月:上京する
- 1930年10月、コロムビアの専属作曲家となる
- 1932年:長女の雅子が誕生、ミヤタ・ハーモニカ・バンドで指揮を担当
- 1934年:次女の紀子が誕生
- 1935年:「船頭可愛いや」が初の大ヒット作品となる
- 1938年:中支那派遺軍に従軍
- 1940年:「暁に祈る」を作曲
- 1943年:インパール作戦特別報道班員となる
- 1945年:海軍に約1ヵ月入団
- 1946年:長男の裕正が誕生
- 1949年:「長崎の鐘」を作曲
- 1952年:NHK放送文化賞を受賞
- 1964年:オリンピック東京大会の行進曲「オリンピック・マーチ」作曲
- 1969年:紫綬褒章を受賞
- 1972年:札幌冬季オリンピックの「純白の大地」、「スケーターワルツ」を作曲
- 1979年:福島市名誉市民になる、勲三等瑞宝章を受賞、レコ―ド大賞特別賞を受賞
- 1988年11月:福島市に古関裕而記念館が開館
- 1989年8月18日:80歳で死去
古関裕而さんが手掛けた楽曲
古関裕而さんは、大正から昭和にかけて約5,000曲も作曲したと言われています。今回はその中から人気投票による上位30曲を集めたCD『あなたが選んだ古関メロディーベスト30』に収録された34曲(4曲はボーナストラック)を紹介します。
- 高原列車は行く
- 長崎の鐘
- イヨマンテの夜
- モスラの歌
- 君の名は
- とんがり帽子
- あこがれの郵便馬車
- 福島夜曲
- 青春の鐘
- 愛国の花
- 黒百合の歌
- 長崎の雨
- さくらんぼ大将
- 我が家の灯
- 夢淡き東京
- フランチェスカの鐘
- 船頭可愛や
- 栄冠は君に輝く ~全国高等学校野球大会の歌
- オリンピック・マーチ
- 紺碧の空 ~早稲田大学応援歌
- 六甲おろし ~阪神タイガースの歌
- 福商青春歌
- ドラゴンズの歌
- スポーツ・ショー行進曲
- 闘魂こめて ~巨人軍の歌
- 我ぞ覇者 ~慶應義塾応援歌
- わらじ音頭
- 暁に祈る
- ラバウル海軍航空隊
- 若鷲の歌
- 露営の歌
- NHKラジオ「ひるのいこい」テーマ音楽
- NHKラジオ「日曜名作座」テーマ音楽
- 別れのワルツ
まとめ
今回は、阪神タイガース公式が行った注意喚起の内容と、「闘魂こめて」を作曲した古関裕而さんについて解説しました。声出しが解禁になり、野球観戦がより面白くはなりましたが、節度を持って応援するよう心がけることが大事です。応援歌を作ってくれた人へのリスペクトを忘れず、好きなチームを応援していきましょう。